養鶏場




鶏舎の種類は、窓のないウインドレス型で、温度管理が 適切に行える構造のものと、窓が有る開放型で換気が適切に行える構造のものの2種類となっています。

食鳥処理場


ひなから約50日間飼育され、オールアウトと呼ばれる、鶏舎内のすべての鶏を一斉に出荷する方式がとられています。 そのため、雌どりでは出荷時の体重が約2.7キログラム,雄どりは約3キログラムとなっています。。

生体検査


農場から出荷されたブロイラーを積んだトラックは、処理場の敷地内に入る 際には、外部からの病原菌やウイルスの侵入を未然に防ぐために、徹底的に 車両消毒されます。
その後、搬入された食鳥にたいし病気の有無を検査します。 

脱羽後検査


血抜きされたブロイラーは、脱毛装置により羽毛が抜かれ、流れてきます。その時に、体表の異常を検査します。

内蔵摘出後検査


とり肉の安全・安心を確保するための、最も重要な食鳥検査です。衛生管理者がブロイラー本体と、トレイにのった内蔵とがペアで流れてくるものを、異常が無いか確認します。そして、異常と判断された内蔵と本体が、衛生管理者の後ろに控える獣医師である食鳥検査員の前に出されます。食鳥検査員は、目視により、このブロイラー本体や内臓が食用としてよいかどうか、最終判断をします。もしも食用としては適さないと判断した場合は、検査員の権限で廃棄をします。 

店頭


解体処理作業の大部分は機械化されていますが、 とり肉を整形したり 異物の混入や肉の変色等の何らかの異常を発見するためにも、 仕上げは手作業となります。仕上げられたとり肉は、もも肉、胸肉などの部位ごとに真空パックされ、ベルトコンベアーで予冷庫に搬送され出荷を待ちます。また、ベルトコンベアーには金属片の混入を防ぐために、金属探知機が設置 されています。 表面を冷凍処理されたとり肉は、出荷のための箱詰めの直前に 再度、金属探知を受けるという安全確保ための万全な体制のもとで 市場に流通して行きます。   

各検査段階で異常が認められた…

各検査段階で異常が認められた食鳥はさらに細菌検査、理化学検査など精密検査を行います。


年間1,500万羽の食鳥を…

年間1,500万羽の食鳥を1羽ずつ検査し、安全で衛生的な食鳥肉が消費者に提供され、安心に食べていただけるように検査員一同努力しています。